土地の価格は上昇中。なのに「買い時」ってどういうこと?

土地の価格は上昇中。なのに「買い時」ってどういうこと?

2020年のオリンピックに向けて首都圏の土地価格は上昇中。これから住宅を購入したいと思っている方々にとっては、ちょっと頭の痛いニュースです。しかし、今、住宅市場は「買い時」といわれています。値上がっているのに「買い時」とはどういうことなのでしょう?

主要都市の土地価格はじわじわ値上げ

国土交通省が発表している主要都市の土地価格の動向を見てみましょう。

土地の価格は上昇中。なのに「買い時」ってどういうこと?

Reference:国土交通省 主要都市の高度利用地地価動向報告~地価LOOKレポート~

平成28年第1四半期(1/1~4/1)の主要都市・高度利用地100地区における地価動向は、上昇が89地区(前回89)、横ばいが10地区(前回11)、下落が0地区(前回0)となり、上昇地区が全体の約9割となった。

Reference:国土交通省 主要都市の高度利用地地価動向報告~地価LOOKレポート~

ピンクが1番多い変動率の地区数で、2番目に多い地区数はオレンジで表示されています。
ピンクは8年前(2008年、平成20年)を境に「下落」から「上昇」になってきています。そしてオレンジに注目。平成27年(2015年)の4期目と平成28年(2016年)1期目は、「3%~6%未満」がオレンジになっています。それまでは2番目に多いのは「横ばい」でしたので、徐々に土地価格の上昇率もあがってきているというのが、この図でわかります。

では、首都圏の住宅地や中古マンションの価格はどれくらい変動しているのでしょうか。

土地の価格は上昇中。なのに「買い時」ってどういうこと?

Reference:野村不動産アーバンネット

野村不動産アーバンネットの調査によると、リーマンショック前後の2007年~2008年の間にがくんと土地価格や中古マンション価格は値下がりしました。

それからも価格は変動が続いていますが、2013年9月に東京オリンピックの開催が決まり、瞬間的に値上がりました。そこから少し落ち着きは取り戻したものの、2020年のオリンピック開催を見こして、海外投資家が土地を購入しているようです。ということは、オリンピックに向けてますます土地は値上がりするかもしれません。

住宅ローンは過去最低の基準

土地の価格は上昇中。なのに「買い時」ってどういうこと?

Reference:住宅金融支援機構 民間金融機関の住宅ローン金利の推移

土地や建物の価格の推移をふまえたうえで、住宅ローン金利の推移を見ると、どの金利も過去5年間で最低水準です。実際、銀行の金利を見てみると2016年7月現在、新生銀行の変動金利は0.55%、固定金利10年で0.85%と1%を切っています。ここにはマイナス金利が影響しています。

住宅ローンを組むと、確定申告のときに住宅ローン控除を受けることができます。これは毎年12月末時点での住宅ローン残高の1%が所得から控除されて、所得税や住民税が節税されるというもの。

そのため、金利が1%以下の住宅ローンを選べば、支払う金利以上の控除が受けられるケースもあるということです。その意味では、今住宅ローンを組むのはお得だといえるでしょう。

首都圏の土地価格や中古マンション価格を見ると、今はゆるやかに変化していますが、オリンピック開催に向けてどーんと値上がりする可能性がないわけではありません。そんな中、住宅ローンは過去最低金利なので、今後、値上がりするかもしれない土地価格と金利を考えたら「今が買い時」というわけです。

しかし、いくら買い時だからといって焦って購入するのはおすすめしません。一生にそう何度もない、大きな買い物となるのがマイホーム購入です。価格ももちろん大きなポイントではありますが、生活スタイルや周辺環境などもふくめ、しっかり検討するのが大切です。

かわなかりさ

家計の時間ライター

大阪出身。化粧品会社を経営している美容一家で育ち、ビューティーアドバイザーとしてたくさんの女性の悩みを解決。 出産後、食の細い娘のためにキャラ弁を作りをはじめ、その後キャラ弁講師となりイベントや雑誌に出演。現在は、シニアライフプランナー時代の保険コンサルティングの経験を生かし、子育て中の立場から、家計、保険、住宅購入などマネーのライターとして活躍中。

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