費用ゼロ。夏の自由研究に「セミの羽化」を観察してみよう

費用ゼロ。夏の自由研究に「セミの羽化」を観察してみよう

夏が近づいてくると気になってくるのが、夏休みの自由研究のテーマ。子どもが自分で興味のあるテーマを見つけられるのがなによりですが、低~中学年のうちはなかなか難しいこともあります。そして、親も一生懸命になりすぎてしまうより、子ども自身が取り組んだ達成感を得られるテーマを選びたいですよね。
そんな小学校低~中学年の子におすすめで、費用がほぼかからない自由研究のテーマ「セミの羽化の観察」の体験談をご紹介します。

セミが鳴き始めたら幼虫を探しに行こう

よく知られているように、セミの卵が孵化した後、幼虫は何年もの間地中で過ごします。長い暗闇での生活を経た後、羽化の準備のために地上に出て、日が暮れてから木に登り始めます。昼間に下見をして、根元の周りの地面に穴がたくさん開いていたり、抜け殻が落ちているような木に目星をつけておくと探しやすいでしょう。セミの鳴き声が聞こえ始めた夏の始まりに探しに行くのがポイントです。

現在小学校高学年~中学生の子どもたちは、当時は皆小学生でした。セミの羽化を観察してみようと思ったきっかけは、ちょっとしたことでした。元々、セミの抜け殻を見つけると喜んで、服に引っかけて「抜け殻ブローチだ~」なんて言っていた子どもたち。木にとまっているセミを見つけても捕まえたがるので、「そんなに興味があるのなら、セミの羽化を観察してみようか」と思いつきで声をかけたところ、みんな大喜び。

必要なのはカーテンと筆記用具

見つけた幼虫は、虫かごなどに入れて大切に持ち帰ります。

羽化の観察に必要なもの

  • 幼虫を引っかけるカーテン
  • 記録用のデジカメ(もちろんスマホなどでOK)
  • 筆記用具

幼虫くんをカーテンに引っかけると、羽化しやすい場所や体勢を探しながら、どんどん上に登っていきます。カーテンの上端までたどりついてしまったら、また下の方に戻すと、上り始めます。早ければ2~3回繰り返した後にじっと動かなくなり、羽化モードに入っていきます。

費用ゼロ。夏の自由研究に「セミの羽化」を観察してみよう

命がけの作業、静かに見守ってあげよう

日が暮れてから木に登り始めるので、少しでもそれに近い環境にしてあげるために、エアコンを切り、部屋を薄暗くし、そして、静かに見守りましょう。ここからはじっと見守る根気が大切です。

動かなくなった幼虫くんの背中の真ん中の縦の線が次第にはっきりし、やがて、その線からパックリと割れて、羽化が始まります。羽化が始まってから、殻から体を反らせて出るまでは割とスムーズに進み、反り返った状態でしばらく休憩。

費用ゼロ。夏の自由研究に「セミの羽化」を観察してみよう

その後、殻につかまって体を起こして、羽を広げていきます。小さな身体を震わせながら殻から出ていく様子に、子どもたちと「かわいいね」「頑張っているね」「うまくいくかな」などとドキドキしながらヒソヒソ話をして見守りました。約1時間弱の間のできごとでした。

費用ゼロ。夏の自由研究に「セミの羽化」を観察してみよう

自由研究にするためには、節目節目で写真を残し、時刻と変化の様子を単語レベルでいいので簡単にメモしておきましょう。詳細は、翌日に親子で写真を見ながらまとめれば大丈夫。

命の神秘を感じられる体験

殻から出た後のセミは、透き通るような黄緑色がとても美しく、初めてセミの羽化を観察した私も感激してしまいました。羽化という命がけの仕事をした直後の姿なので、一層美しく見えたのかもしれません。子どもたちも、生命の営み、神秘を感じたようです。当時1歳4ヵ月だった末っ子も騒がずに羽化の過程を見届けたのは、やはり命がけの作業をするセミの気迫が伝わってきたからかもしれません。

費用ゼロ。夏の自由研究に「セミの羽化」を観察してみよう

羽化したセミは、一晩明けたら、すっかり茶色くセミらしく。その日は雨が降っていたので、ふたを開けた虫かごに入れて屋根のある場所に置いていたところ、夕方には姿がなくなっていました。「あと数日~1週間程度の命を輝かせるために飛び立っていったんだね」と、子どもたちと余韻に浸ったものです。感動が大きかったのか、当時小3だった次男は、100均で購入したアルバムに写真を貼り、説明を張り切って書いていました。

費用ゼロ。夏の自由研究に「セミの羽化」を観察してみよう

費用をかけずにできる自由研究「セミの羽化の観察」。我が家にとって、命の神秘や大切さを考えるきっかけになった体験でした。自由研究にしなくても、とても心に残る夏の思い出にもなると思います。ぜひ、お子さんと観察してみてはいかがでしょうか。

千葉 美奈子

フリーランスライター

フリーランスライター。中2、小6、小5、小2、3歳の四男一女の母。転勤族で東北、関東、北海道の5つの土地の風土に触れながらの子育てを経験。保育士資格、民間のリトミック指導者資格などを生かし、地域の親子対象にベビーマッサージ、親子遊びのイベントを行ってきたほか、子ども・子育て、地域情報などの分野で記事を執筆中。

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